学会・展示会・講演会情報
2022/04/22
STIビデオセミナー【ES/iPS細胞からの血球細胞分化技術の紹介】
実施日程:2022.03.29
本イベントは終了いたしました。
この度、STEMCELL Technologies社により開発された血球細胞分化技術につき、日本の研究者の皆様に最新の情報をお届けする機会を設けました。
STEMCELL Technologies社の担当者よりES/iPS細胞からの血球細胞分化培養と、関連するアプリケーションのご紹介をオンラインにてお送りします。
※本セミナーはロンドンにておこなわれたオンラインセミナーをビデオで収録し、流すビデオセミナーです。
ビデオ視聴後にSTEMCELL Technologies社の担当者によるライブでの質疑応答を予定しております。
STEMCELL Technologies社の本分野のスペシャリストによるリアルなトークを聞くことが出来、かつディスカッションも出来る非常に貴重なチャンスです。是非ご参加ください。
ご参加には事前登録が必要です。「参加申し込みはこちら」よりご登録をお願いいたします。
※誠に恐れ入りますが、同業の方の参加はご遠慮いただいております。
講演会概要
- 日時
- 2022年3月29日(火)10-11時
- 形式
- Zoomウェビナー(要事前申し込み)
- 内容
- ・ビデオセミナー
【ES/iPS細胞からの血球細胞誘導とそのアプリケーションのご紹介】
ヒト多能性幹細胞(hPSC)は、細胞治療法の開発に必要な免疫細胞を制限なく供給できる可能性があります。STEMCELL Technologies社は単球またはリンパ球に誘導するための、2つの異なるフィーダーフリーおよび無血清培養システムを開発しました。そちらでは2次元培養システムを用いて、3週間の培養期間でhPSCから単球へ分化しました。これらの単球はさらにマクロファージまたは樹状細胞に分化しました。T細胞とNK細胞については、hPSCから胚様体を生成し、造血前駆細胞へ分化後、T細胞またはNK細胞特異的な分化条件下で培養することで、成熟CD8シングルポジティブ(SP)T細胞およびCD56 + NK細胞に分化しました。 こうして培養されたT細胞とNK細胞はIFN-γを産生することができ、刺激されると脱顆粒しました。また、NK細胞ではin vitroでK562細胞に対する細胞障害活性を示しました。これらの培養手法は、非常に多数の機能的な単球およびリンパ球を生成できることから、基礎および臨床研究において有用である可能性が示唆されました。
・質疑応答
STEMCELL Technologies Inc.
Tim Le Fevre, Scientist, Research & Development
Akiko Shimokochi, Field Applications Scientist, Cell culture
ビデオセミナーは英語のみで日本語の同時解説はございません。
質疑応答に関しては日本語でもお受けいたします。
演者の紹介
Tim Le Fevre, Scientist, Research & Development
彼はSTEMCELL Technologies社 R&Dの免疫細胞培養チームの科学者です。
彼は過去10年間、STEMCELLで働き、さまざまな免疫細胞の成長と分化をサポートする細胞培養製品を開発してきました。最近、彼はSTEMdiff™およびStemSpan™ Immune cellキットの開発に取り組みました。
これにより、研究者はヒト多能性幹細胞または臍帯血分離造血幹細胞および前駆細胞を単球、T細胞、またはNK細胞に分化させることができます。
本件に関しましてご不明な点などがございましたら下記お問合せ先までご連絡下さい。