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2024/02/01
【イベント報告】第4回 ベリタスサイエンストーク「生殖細胞における体細胞分裂から減数分裂のスイッチのメカニズム」
実施日程:2023.04.12
本イベントは終了いたしました。
2023年4月12日(水)、第4回ベリタスサイエンストークを開催いたしました。
熊本大学 発生医学研究所の石黒 啓一郎先生より、「生殖細胞における体細胞分裂から減数分裂のスイッチのメカニズム」というテーマで体細胞分裂から減数分裂のスイッチとして働く因子「MEIOSIN」について、不妊治療、生殖医療の進展という観点も含めてお話しいただきました。
【演者募集中】
弊社ではベリタスサイエンストークでお話しいただける研究者の先生を随時募集しております。
幅広い分野で情報発信していきたいと考えておりますので、「お問い合わせフォーム」からお気軽にご連絡ください。
イベント概要
- タイトル
- 第4回 ベリタスサイエンストーク
「生殖細胞における体細胞分裂から減数分裂のスイッチのメカニズム」 - 日時
- 2023年4月12日(水) 17:30 – 18:30
- 利用システム
- Zoomウェビナー(オンラインセミナー)※事前登録が必要です。
- 講師
- 石黒 啓一郎 先生(熊本大学 発生医学研究所)
- 対象
- 生殖医療、減数分裂等に興味のある方(学生、ポスドク、企業の方もウェルカムです)
- 概要
- 卵巣や精巣では、はじめは体細胞分裂を行って細胞増殖が行われ、ある一時期を境に減数分裂が行われます。しかしながら、体細胞分裂から減数分裂に切り替わるメカニズムは不明とされ、長年解明されない課題でした。 遺伝子改変マウスと質量分析法、トランスクリプトームを駆使した解析により、体細胞分裂から減数分裂の“スイッチ”として働く因子を特定し、これを減数分裂開始因子「MEIOSIN」(マイオーシン)と命名しました。このMEIOSINは、卵巣や精巣内で減数分裂が始まる直前の特定の時期に、減数分裂に関わる多くの遺伝子に一斉に活性化する役割を果たしています。MEIOSINは、減数分裂に必須の司令塔として働いており、卵子や精子の形成に関わる重要な遺伝子であることから、今後の不妊治療などの生殖医療の進展につながる可能性があります。 本トークでは、MEIOSINの発見の経緯と、体細胞分裂から減数分裂に切り替わるメカニズムの研究成果についてお話しします。
- プログラム
- ・イントロダクション(5分)
・石黒先生によるサイエンストーク(40分)
・質疑応答(15分)