学会・展示会・講演会情報
2023/03/24
「ヒトiPS細胞由来 BBBモデルを活用した神経免疫疾患研究への応用」 セミナー案内
実施日程:2023.04.21
本イベントは終了いたしました。
先日開催した「『今さら聞けないヒトES /iPS細胞維持培養の重要性』-ヒトES/iPS細胞から目的とする細胞へ分化できていますか?」セミナー後のアンケートにおきまして、多くのご要望をいただいた「ヒトES/iPS細胞の分化誘導」に関するウェビナーをこの度実施いたします。
ヒトiPS細胞由来の血液脳関門(BBB)モデルは、疾患の病態メカニズム解明と中枢神経系(CNS)への薬物送達を研究するのに有用と期待されています。ヒトiPS細胞から脳微小血管内皮細胞(BMEC)に分化させるプロトコルはいくつか報告がありますが、研究の目的に応じて適切なプロトコルを選択することが重要です。初期に発表されたBBBモデルは、近年のトランスクリプトーム解析で上皮細胞と内皮細胞の両者の性質を有することが明らかとなり、実際に純粋なBBBモデルとして研究に使用できるかが国際的に大きな議論となっています。
このセミナーでは、iPS細胞由来BBBモデルを概説し、完全に新しいプロトコルであるExtended Endothelial Culture Method(EECM)の確立に至った経緯や、STEMCELL Technologies社の製品を用いた新たなiPS細胞由来BBB構成内皮細胞分化誘導をご紹介いただきます。
ご参加には事前登録が必要です。「参加申し込みはこちら」よりご登録ください。
※ 誠に恐れ入りますが、同業の方の参加はご遠慮いただいております。ご不明な点などは「お問い合わせフォーム」からお問い合わせください。
セミナー詳細
- 日時
- 2023年4月21日(金) 16:00 - 17:00
- 形式
- Zoomウェビナー(要事前申し込み)
- 演題名・演者
- 西原 秀昭 先生
(山口大学医学部 神経・筋難病治療学講座 助教)
「中枢神経への免疫細胞浸潤研究に有用なiPS細胞由来血液脳関門構成内皮細胞の分化誘導について」
下河内 晶子 様
(フィールドアプリケーションサイエンティスト, STEMCELL Technologies, Inc.)
「STEMCELL Technologies社の製品を用いたヒトES/iPS細胞培養について」
演者紹介
西原 秀昭 先生 山口大学医学部 神経・筋難病治療学講座 助教 神経疾患でのBBB破綻機序の解明、BBBを標的とした創薬を目指して研究されています。 中枢神経への免疫細胞浸潤研究の権威であるBritta Engelhardt研究所(University of Bern)に留学中に、iPS細胞由来BBBモデルの先駆者であるEric Shusta研究所(University of Wisconsin-Madison)で研修・共同研究に参加されました。既存のBBBモデルの問題点を認識し、初代培養同様の形態、トランスクリプトーム発現を有し、免疫細胞浸潤研究に有用な新規モデルの開発をしています。 |
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下河内 晶子 様 フィールド アプリケーション サイエンティスト STEMCELL Technologies Inc. 日本在住のフィールド アプリケーション サイエンティスト(FAS)として、日本国内の研究者に向けて細胞培養の技術的アドバイスを提供します。 |