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HLA(ヒト白血球型抗原)技術情報用語集

KIR

キラー細胞免疫グロブリン様受容体(Killer cell immunoglobulin-like receptor)のことです。抑制型KIRと活性型KIRがありNK細胞の表面に発現しておりHLAクラスI分子と結合して抑制化または活性化のシグナルを伝えます。抑制型KIRは、NK細胞の細胞障害活性を抑制するもので、適合するHLAクラスI分子を認識すると攻撃を抑制します。KIRが認識する主なHLAクラスI分子はHLA-Cです。HLA-Cには80番目のアミノ酸がアスパラギンのC1(Cw1,Cw3,Cw7,Cw8)、とリシンC2(Cw2,Cw4,Cw5,Cw6)の2つのリガンドがあり、NK細胞の2DL3または2DLの抑制型レセプターと結合します。このリガンドを認識したNK細胞は正常細胞を攻撃しません。HLA-A,Bについては一部のアレルのみが抑制型KIRと結合します。活性型KIRはHLAクラスI分子が発現していない細胞を認識しますが、HLAクラスI分子が不適合の細胞も発現のない細胞と認識し、NK細胞の細胞障害活性を活性化します。

参考資料
【イベント報告】【HLAと再生医療】オンライン講演会のご案内 | ベリタス
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