MassARRAY System MassARRAY Systemメチル化解析試薬キット
Agena Bioscience社の商品は2024年3月末日をもって取扱を終了いたしました。
- 研究用
MassARRAY® Systemは、エンドポイントPCRと、MALDI-TOFベースの質量分析技術を利用した、遺伝子解析プラットフォームです。 高度なマルチプレックス反応により、DNAの変異を迅速に、高精度に、高い費用対効果で検出することが可能です。 材料が限られている場合の標的遺伝子検査に優れたソリューションを提供します。
本試薬キットはユーザーが決定した任意の遺伝子領域を対象としたメチル化解析に利用できます。
※本製品はMassARRAY Analyzer 4 CPM専用です。Nanodispenser RS1000では使用できません。
製品の特長
本製品はMassCLEAVE Chemistryを用い、任意の遺伝子のメチル化割合を解析できる試薬キットです。
<MassCLEAVE Chemistryについて>
①ゲノムDNAをバイサルファイト処理し、②T7タグを付加したプライマーによるPCR反応で任意の領域を増幅します。
③in vitroでのRNA転写および切断で増幅産物を断片化し、④MassARRAY Analyzer 4による解析で、各断片のシグナルを検出します。
⑤メチル化の有無により、異なる塩基が検出されることで、メチル化割合が決定できます。
実際の実験ステップについては、ページ下部のプレゼンテーションを参照してください。
<解析する遺伝子領域について>
解析する領域を対象としたプライマーをお客様ご自身で設計して下さい。プライマー設計には、Agena社のオンラインプライマー設計ツール(EpiDesigner)をご利用下さい。
MGMT、MLH1遺伝子を対象としたデザイン済みパネルもございます。
パネル名 | 製品コード |
MGMT Methylation v1.0 Panel CPM | AGN-13196F |
MLH1 Methylation v1.0 Panel CPM | AGN-13198F |
<サンプルについて>
以下のサンプル由来のDNAが解析可能です。
- FFPE保存組織
- 新鮮凍結保存組織
- 血液
必要なバイサルファイト処理済DNA量は1ウェルあたり10 ngです。
<本製品の構成について>
本製品には以下の試薬が含まれます。
- PCR試薬
- SAP試薬
- MassCLEAVE試薬(RNA転写・切断試薬)
- その他解析試薬
- SpectroCHIP(96ウェルフォーマットもしくは384ウェルフォーマット)
※Clean Resinは含まれておりません。別途ご購入ください。(製品コード:AGN-8040/8060)
※バイサルファイト処理試薬、PCRプライマーは含まれておりません。
構成の異なるメチル化試薬製品に関しては、こちらのページをご覧ください。
Agena社製以外の消耗品や機器の推奨品に関してはこちらを参照してください。
<レポート表示例>
解析結果は専用ソフトウェア(EpiTyper)で簡単にレポート表示できます。