MassARRAY System VeriDose Core Panel CPM
Agena Bioscience社の商品は2024年3月末日をもって取扱を終了いたしました。
- 研究用
MassARRAY® Systemは、エンドポイントPCRと、MALDI-TOFベースの質量分析技術を利用した、遺伝子解析プラットフォームです。 高度なマルチプレックス反応により、DNAの変異を迅速に、高精度に、高い費用対効果で検出することが可能です。 材料が限られている場合の標的遺伝子検査に優れたソリューションを提供します。
本パネルは薬物代謝経路に関連する主要な20の遺伝子の中で、最も関連性の高い68のSNP/INDELと、CYP2D6遺伝子のCNVを調べることができます。
※本製品はMassARRAY Analyzer 4 CPM専用です。Nanodispenser RS1000では使用できません。
製品の特長
本製品はiPLEX Pro Chemistryを用い、薬物代謝関連遺伝子の変異を検出できる試薬キットです。
従来品では検出率が低かった変異について、確実に検出できるようパネル設計を改良しました。
※ハイブリッドアレルを含むCYP2D6遺伝子のCNVを詳細に解析したい場合は、VeriDose CYP2D6 CNV Panel CPM、もしくは本製品と組み合わせたVeriDose Core & CNV Combo Panelをご利用ください。
DPYD遺伝子の変異を解析したい場合は VeriDose DPYD Panel CPM(Agena Bioscienceウェブサイト)をご利用ください。
<iPLEX Pro Chemistryについて>
①PCRで変異箇所を含む領域を増幅後、②一塩基伸長反応を行います。③MassARRAY Analyzer 4による解析で、各増幅産物に由来するシグナルを検出します。
実際の実験ステップについては英語マニュアルを参照してください。
<解析する変異について>
解析する遺伝子リスト
ABCB1 | APOE | COMT | CYP1A2 |
CYP2B6 | CYP2C19 | CYP2C9 | CYP2D6 |
CYP3A4 | CYP3A5 | DRD2 | F2 |
F5 | GLP1R | MTHFR | OPRM1 |
PNPLA5 | SLCO1B1 | SULT4A1 | VKORC1 |
解析する変異は、薬物代謝に関連する20遺伝子中の68か所です。1サンプル当たり3ウェルを利用して、各変異箇所の塩基の種類をMassARRAY Analyzer 4で分析します。
<サンプルについて>
以下のサンプル由来のDNAが解析可能です。
- 新鮮な組織
- 凍結保存組織
- 細胞株
- 血漿・血清
- 口腔細胞
- 毛包など
必要なDNA量は1ウェルあたり10 ngです。
<本製品の構成について>
本製品には以下の試薬が含まれます。
- パネル用のPCRプライマーおよび試薬
- SAP試薬
- 一塩基伸長用プライマーおよび試薬
- その他解析試薬
- SpectroCHIP(96ウェルフォーマットもしくは384ウェルフォーマット)
※Clean Resinは含まれておりません。別途ご購入ください。(製品コード:AGN-8040/8060)
※コピー数決定のため、2Nコントロールの使用が必要となります。詳細は製品ページをご確認ください。
Agena社製以外の消耗品や機器の推奨品に関してはこちらを参照してください。
<レポート出力例>