BioLamina ヒト組み換えLaminin Human recombinant laminin 332
- 研究用
Laminin-332は、いくつかの組織の上皮基底膜内の細胞をサポートします。
皮膚の表皮と真皮の間に存在する「皮膚基底膜」を構成する重要な要素であり、ヒト網膜色素上皮(human retinal pigment epithelium; RPE)や毛嚢細胞 (hair follicle cell) にも発現しています。
製品の特長
- ケラチノサイトの増殖に大きく影響し、ヘミデスモソームタンパク質複合体を介してケラチノサイトの基底膜への強力な接着を媒介します(Ghohestani, 2001)
- 皮膚の水疱形成疾患(接合部型表皮水疱症)がラミニン332遺伝子変異と関連しており、皮膚でもラミニン332が媒介する接着の重要性は明らかです(DiPersio, 1997)
- 創傷治癒期に発現が上昇し、ケラチノサイトの遊走、浸潤とそれに続く組織の再構築に重要な効果をもたらします(D’Alessio, 2008)
- 発毛は、ラミニン511と332の発現比率により制御される事が示唆されています(Conti, 2003; Sugawara, 2007; Li, 2003)
- 網膜色素上皮(RPE)細胞はラミニン332を産生し最も強く結合します。ラミニン332はin vitroで、成熟RPE細胞の表現型の安定性を最もよく保つことができます(Aisenbrey, 2006)
注意事項:
BioLamina社のLaminin-332は、長鎖型α3Bをもつ「ラミニン3B32」(旧名ラミニン5B)が主成分です。一般的によく知られている、短鎖型α3をもつ「ラミニン3A32」(旧名ラミニン5A)が主成分ではないことにご留意ください。