One Lambda One Lambda Devyser Accept cfDNA
- 研究用
Devyser Accept cfDNAは次世代シーケンサー(NGS)を使用し、臓器移植後のレシピエント血漿中に存在するドナー由来cell-free DNA (dd-cfDNA)を高感度に検出することが可能な試薬です。
製品の特長
臓器移植後にレシピエントの血中に存在するドナー由来cell-free DNA(dd-cfDNA)は移植臓器片に由来するため、ドナー由来cell-free DNAは臓器移植後の拒絶反応のバイオマーカーとして使用できることが示唆されています。Devyser Accept cfDNAはレシピエント血漿中に存在するdd-cfDNAを高感度に検出することが可能な試薬です。
本キットではまずスクリーニング検査で50マーカーの内、ドナーおよびレシピエントに存在するユニークな遺伝子マーカーを選定します。その後モニタリング検査で移植後のレシピエントに存在するドナー由来遺伝子マーカーの割合を測定します。
- NGS(Illuminaシーケンサー)を利用したシンプルかつ簡単な試薬
- 1ウェルで検体中の50マーカーを増幅
- スクリーニング検査、モニタリング検査の両方を同じプロトコルで実施可能
- 高い検出感度と精度:検出限界(LOD95/LOQ95)0.1%
- 専用ソフトウェアで迅速な解析
試薬について
アッセイには下記3種類の試薬が必要となります。
- Devyser Accept cfDNA(商品コード:OLI-8-A410-8または24): プライマー、ライブラリ作成試薬など
- Devyser Index Plate LB-A(商品コード:OLI-8-A202): サンプルバーコード試薬
- Devyser Library Clean(商品コード:OLI-8-A204): ライブラリ精製ビーズとバッファー
操作方法
ライブラリ作成におけるハンズオンは45分です。PCRから解析結果取得までの全体のワークフローは2日以内で完了します。
スクリーニング検査には全血由来のゲノムDNA、モニタリング検査には血漿中のcfDNAを使用します。
※cfDNAの解析はStreck採血管Cell-Free DNAで回収された血液で検証されています。
① マルチプレックスPCR:50種の遺伝子マーカーを1ウェルで増幅
② バーコード付加:サンプル識別用のバーコードを付加し、プール
③ ライブラリ精製:マグネットビーズを使用し精製
④ シーケンス:Illuminaシーケンサーを用いたシーケンス
⑤ 解析:専用ソフトウェアAdvyser Solid organsで解析、レポート出力
Devyser Accept cfDNAの使用例
Detection of donor-derived cell-free DNA in the setting of multiple kidney transplantations (Petterson et al., Front. Immunol., 22 February 2024)