One Lambda HybriType HLA Plus Typing Flex Kit
- 研究用
- 新製品
One Lambda HybriType HLA Plus Typing Flex Kitはハイブリッドキャプチャー法と次世代シーケンサー(NGS)を使用し、PCR増幅を行わずにHLA遺伝子を高解像度にタイピングする試薬です。
製品の特長
HybriType HLA Plus Typing Flex Kit の特長
ハイブリッドキャプチャー法を使った高速HLAタイピング
- PCR増幅が困難な検体(スワブ検体、レアアレルなど)も使用可能
- 古典的HLA遺伝子11ローカスに加え、非古典的HLA遺伝子7ローカスがタイピング可能
※オプションでABOタイピングを追加可能 - コピー数多型(CNV)を検出
- ハンズオン2.5時間、トータル5時間でシーケンス開始
- Illumina社NGSで最大96検体*の同時シーケンスが可能 *MiSeqで11ローカスを解析した場合
キットの構成について
キットによって含まれるパネル(プローブ試薬)が異なります。キットには4反応分/96検体のプローブ試薬が含まれています。
- HybriType HLA Plus ABO Flex Kit(OLI-HYB18ABOFX):11 Loci パネル、7 Loci Extended パネル、ABOパネル(18ローカス+ABO)
- HybriType HLA Plus Typing Flex Kit(OLI-HYB18FX):11 Loci パネル、7 Loci Extended パネル(18ローカス)
- HybriType ABO Flex Panel(OLI-HYBABOFX):ABOパネル
※HybriType HLA Plus Typing Flex Kitのオプション試薬でプローブ試薬のみを含みます。
8反応分/96検体のプローブ試薬を含むキットもございます。詳細はお問い合わせください。
キットの解析対象ローカスとその領域
パネル | 対象遺伝子(ローカス) | ターゲット領域 |
---|---|---|
11 Loci パネル | HLA-A、B、C、DQA1、DQB1、DPA1 | 全遺伝子 |
HLA-DRB1、DRB345、DPB1 | 全エクソン* | |
7 Loci Extended パネル | HLA-E、F、G、H | 全遺伝子 |
MICA、MICB | 全エクソン* | |
ABOパネル | ABO | 全エクソン* |
*イントロン部分は平均で85%以上カバー |
ワークフロー
ハイブリッドキャプチャー法の中でもシンプルなワークフローを採用しており、 作業時間が短縮されています。このためタイピング結果が2日以内に得られます。
1日目:DNAの断片化、バーコード付加、HLA遺伝子とプローブのハイブリダイゼーション、磁気ビーズを使用したHLA遺伝子のエンリッチメント(濃縮)、シーケンシング
2日目:シーケンスデータ取得、TypeStream Visual によるデータ解析
各装置でのシーケンスパフォーマンス
プラットフォーム | シーケンス試薬 |
最大解析検体数 |
シーケンス時間(概算) |
MiSeq | Reagent Kit v2 | 80(18ローカス+ABO、18ローカス) 96(11 Lociパネルのみ) |
24 h |
Micro Kit v2 | 24 | 19 h | |
Nano Kit v2 | 6 | 17 h | |
MiniSeq | High Output Reagent Kit | 96 | 24 h |
Mid Output Kit | 48 | 17 h | |
iSeq 100 | i1 Regent | 24 | 17.5 h |
ご利用のシーケンサーにより、出力データ量や解析可能なサンプル数が異なります。測定目的に適した機器と試薬をご選択ください。
TypeStream Visual によるデータ解析

本製品を使用して得られたデータの処理には、TypeStream Visual (TSV) 3.2以上による解析が必要です。
※TSVの利用はソフトウェアおよび認証キーが必要となります。詳細はお問い合わせください。
※解析に必要なデータファイルはOne Lambdaホームページからのダウンロード、もしくは弊社にお問い合わせください。