STEMCELL Technologies EasySep EasySep Mouse CD138 Positive Selection Kit
- 研究用
EasySep™ Mouse CD138 Positive Selection Kit (ST-18957) は、マウスの脾臓細胞、リンパ節または骨髄から、CD138陽性細胞を免疫磁気ポジティブセレクションで単離するキットです。
本品は、CD138+細胞をCD138に対する抗体および磁性粒子で標識し、EasySep™ Magnetでカラムを使わずに分離します。不要な細胞は溶液を流し出すかピペットで吸引して除去し、CD138+細胞がチューブ内に残ります。
単離したCD138+細胞はそのまま、フローサイトメトリー、培養、ハイブリドーマ作製などのアプリケーションに使用できます。
製品の特長
EasySep Mouse CD138 Positive Selection Kitで、マウス脾臓から高純度のCD138陽性細胞をポジティブ分離!
- 迅速かつ簡単で、カラム不使用
- 免疫マウスから最高純度97%で分離
- 形質細胞(プラズマ細胞)の濃縮に有用
- ハイブリドーマ作製プロトコル(電気融合を含む)に適合
EasySep Mouse CD138 Positive Selection Kitの典型的な分離結果
(A)免疫BALB/cマウス脾細胞から分離したCD138+細胞の純度は通常81.5 ± 4.9%(平均 ± SD)です。この例では、分離前後の純度はそれぞれ4.6%と83.3%です。
(B)免疫BALB/cマウス脾細胞から分離した形質細胞(CD138+CD267(TACI)+)の純度は通常68.5 ± 11.3%(平均 ± SD)です。この例では、分離前後の純度はそれぞれ1.3%と70.2%です。
(C)ナイーブC57BL/6マウス脾細胞から分離したCD138+細胞の純度は通常78.3 ± 5.7%(平均 ± SD)です。この例では、分離前後の純度はそれぞれ5.0%と79.5%です。
(D)ナイーブC57BL/6マウス脾細胞から分離した形質細胞(CD138+CD267(TACI)+)の純度は通常50.8 ± 10.0%(平均 ± SD)です。この例では、分離前後の純度はそれぞれ0.4%と56.3%です。
(E)さまざまな抗原で免疫したマウスから分離したCD138+細胞または脾細胞をSp2/0マウス骨髄腫細胞と融合させ、ClonaCell-HY Hybridoma Kit(ST-03800)を使用して半固形培地に播種しました。ELISAにより決定された、脾細胞およびCD138+細胞の抗原特異的ヒット率は、それぞれ4.1 ± 1.6%および28.8 ± 11.0%(平均 ± SD)でした。
(F)さまざまな抗原で免疫したマウスから分離したCD138+細胞または脾細胞をSp2/0マウス骨髄腫細胞と融合させ、ClonaCell-HY Hybridoma Kit(ST-03800)を使用して半固形培地に播種しました。ELISAにより決定された、脾細胞およびCD138+細胞に対する抗体分泌ハイブリドーマの割合は、それぞれ33.0 ± 8.7%および99.3 ± 0.6%(平均 ± SD)でした。