STEMCELL Technologies EasySep EasySep Total Nucleic Acid Extraction Kit
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EasySep™ Total Nucleic Acid Extraction Kit(ST-100-1079)は、全血、細胞懸濁液(末梢血単核細胞 [PBMC]、ヒト多能性幹細胞 [hPSC]、培養細胞など)、およびEasySep™で分離した細胞から、全核酸(DNAおよびRNA)を効率的に抽出します。本品のプロトコルは使いやすくスケールアップが容易で、磁気ビーズ技術を使用しており、スピンカラムや毒性のある試薬の使用を回避できます。本品で抽出した核酸は純度が高く、qPCRなどの下流アプリケーションに使用できます。
本品は、サンプル中の全核酸を磁性粒子(EasySep™ Total Nucleic Acid RapidSpheres™)で磁気標識します。その後、マグネット(別売)を使用して、カラムを使用せずにサンプルを処理します。未標識の不要な成分をピペットで取り除いた後、マグネットからサンプルを取り出して標識された核酸を回収します。
1.7 mlの微量遠心チューブとErythroClear™ Magnet(ST-01737)を用いて核酸抽出できます。抽出の規模を拡大するには、96-well PCRプレートと96-well PCR Microplate Magnet(ST-100-1304)を使用できます。それぞれのプロトコルは製品添付文書に記載されています。
製品の特長
EasySep™ Total Nucleic Acid Extraction Kitで、細胞から磁気分離により核酸精製
- 核酸抽出を16または96サンプルまでスケールアップ可能
- スピンカラムや遠心を回避して、サンプル処理時間を短縮
- 毒性のある試薬を使用せず、使いやすい抽出系によってワークフローを簡素化
- 全血や細胞懸濁液など、さまざまなサンプルから一貫した核酸抽出を達成

図1. EasySep™ Total Nucleic Acid Extraction Kitのワークフロー
標準的な抽出ワークフローです。サンプルを磁石に入れる必要がある時点を、灰色のボックスで示しています。EasySep™ Lysis BufferとProteinase Kをサンプルに添加し、56°Cで10分間インキュベートします。希釈したEasySep™ Nucleic Acid RapidSpheres™をサンプルに加え、室温(RT)で5分間インキュベートし、磁石に2分間入れます。磁石に入れたままサンプルを70%エタノール洗浄液で3回洗浄し、上清を除去します。サンプルを磁石から取り出してペレットを溶出バッファーに再懸濁し、室温で5分間インキュベートします。次に、サンプルを磁石に2分間入れてから、上清を新しいチューブに吸引して抽出した核酸を取得します。






