移植・HLA・MHC
細胞を用いた各種研究や再生医療のための基礎研究にご利用可能な製品群です。
凍結したプライマリー細胞から、分離精製および解析試薬、再生医療を見据えた高品質な培養システムまで幅広く取り揃えています。
取り扱いメーカー、ブランド
STEMCELL Technologies
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AggreWell
サイズや形が均一な胚様体(EB)を簡単に得ることができる特殊なプレートです。がん幹細胞などのスフェロイド形成にも利用できます。
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ALDEFLUOR
細胞のALDH(Aldehyde dehydrogenase)酵素活性をフローサイトメーターで検出することで、造血幹細胞/前駆細胞を同定する試薬です。造血系以外にも正常およびがん幹細胞の同定に幅広く利用されています。
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BrainPhys
神経培養用の無血清基礎培地で、プライマリーニューロンおよびヒトES/iPS細胞由来ニューロンの培養に適しています。従来の培地と異なり、細胞の生存だけでなく神経機能をより良くサポートする組成です。活動電位やシナプス活動といった神経生理学的解析も別の培地に移行せずに行うことができます。
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ClonaCell
ハイブリドーマ、CHO細胞、遺伝子導入細胞などを効率よくクローニングするための、メチルセルロースベースの半固形培地です。増殖した細胞が培地中で分散せずコロニーを形成するため、選択とクローニングを同時に行う事ができます。限界希釈なしで短期間にクローニングできます。
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CloneR
ヒトES/iPS細胞のシングルセル生存率とクローニング効率を大きく向上させる無血清サプリメントです。ゲノム編集後のクローン株樹立も、フィーダーフリー条件下で安定して行うことができます。
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EasySep
抗体カクテルと磁性ナノビーズを組み合わせた免疫磁気細胞分離のキットです。カラムを使わず迅速(最短8分)に分離することにより、ターゲット細胞がダメージなく高純度に得られます。製品ラインナップは充実しており、全血から直接分離するキットもあります。
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EC-Cult
ヒト内皮コロニー形成細胞(endothelial colony-forming cells, ECFCs)を誘導・増殖させるための培地です。7?14日間のECFCアッセイによってECFCsを単離およびカウントするのに最適化されています。
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EpiCult
ヒト・マウスの乳腺組織の解離、乳腺上皮細胞サブセットの濃縮、乳腺細胞の培養や特性解析のための無血清培地です。
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ES-Cult
マウスES/iPS細胞の分化向け製品です。
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HemaTox
ヒト造血前駆細胞の増殖および系統特異的な分化に対する薬剤の影響を、96ウェルプレートで評価するための無血清培地です。赤血球系、骨髄系、巨核球にそれぞれ特異的な毒性を確認することができます。
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HetaSep
ヒト全血中の赤血球を凝集、沈降させることで、白血球(顆粒球などを含む有核細胞)を回収するための試薬です。回収された白血球は細胞分離などの下流のアプリケーションに使用できます。
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hPSC Genetic Analysis
ヒトES/iPS細胞で報告されている代表的な8つの核型異常を検出するためのqPCRキットです。複数のヒトES/iPS細胞株を1日以内にスクリーニングすることができます。
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ImmunoCult
免疫細胞を確実に活性化、増殖、分化させるために最適化された無血清培地およびサプリメントです。T細胞、樹状細胞、マクロファージなどに適した製品があります。
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IntestiCult
ヒト・マウスの腸管上皮オルガノイドを効率良く形成し、長期培養するための無血清培地です。得られたオルガノイドは発生・機能解析、腸疾患モデル、創薬スクリーニング、再生医療などの研究に適しています。
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MammoCult
正常ヒトプライマリー乳腺幹細胞/前駆細胞由来Mammosphere、および乳がん細胞株由来Tumorsphereの培養に最適化された無血清培地です。
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MesenCult
ヒト・マウスの間葉系幹細胞の増殖、分化、およびCFU-Fアッセイのための培地です。ヒト間葉系幹細胞の増殖や凍結保存は無血清かつ動物由来成分フリーで行うことができます。
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MethoCult
Terry Fox Laboratory で開発された製法に従い造血系細胞の成育が最適になるよう調製された、メチルセルロースベースの造血前駆細胞コロニーアッセイ用培地です。メチルセルロースは培地を固まらせずに粘稠性を増大させる性質があり、寒天のような半固体状サポートシステムに比べ赤血球系コロニーをより良く成長させるとともに最適な顆粒球コロニーを形成させることができます。MethoCult 製品のすべては、Terry Fox Laboratory の規格に準拠した厳重な品質管理のもとに調製されており、ロット間の品質差がありません。
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mTeSR
mTeSR1 (= modified Tenneille Serum Replacer 1:エムテイザー1)はフィーダー細胞を必要としない無血清培地で、世界初のDefinedなES/iPS細胞用維持培地です。米国WiCell Research Instituteの技術提携のもと開発されました。現在では50カ国以上で数千のES/iPS細胞株の維持に利用されており、文献数ナンバー1を誇ります。
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MyeloCult
ヒト・マウスの造血系細胞から骨髄系細胞を長期培養するための培地です。LTC-IC(Long-Term Culture-Initiating Cell)アッセイのような、幼若な造血系細胞による長期の骨髄造血をサポートするよう調製されています。
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MyoCult
ヒト骨格筋前駆細胞(筋芽細胞)の増殖、分化のための培地およびサプリメントです。
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NaiveCult
プライム型ヒトES/iPS細胞を、導入遺伝子フリー(transgene-free)でナイーブ型にリセットするための誘導・増殖培地です。Cambridge Stem Cell Instituteの組成に基づいて開発されました。
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NeuroCult
ヒト・マウス・ラットの神経幹細胞/前駆細胞を増殖、分化させるための培地およびサプリメントです。
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PneumaCult
プライマリーヒト気管支上皮細胞(HBECs)の増殖および気液界面(ALI, Air-Liquid Interface)培養をサポートする無血清培地です。ウシ下垂体抽出物(BPE)も含みません。
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ReLeSR
フィーダーフリー培養したヒトES/iPS細胞のコロニーを剥離し、継代に適したサイズの細胞塊にするための酵素フリー試薬です。未分化コロニーを選択的に剥離することができます。
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ReproRNA
ヒト繊維芽細胞からのiPS 細胞誘導を効率的に行うための、一本鎖RNA レプリコンベクターです。5個のリプログラミング因子(OCT4, KLF-4, SOX2, GLIS1, c-MYC)とpuromycin-resistance gene を含んでいます。リプログラミング用培地ReproTeSRと併用すれば、フィーダーフリー条件で優れた形態のiPS細胞コロニーを得ることができます。
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ReproTeSR
ヒト血液細胞および線維芽細胞からのiPS細胞リプログラミング向け無血清培地です。末梢血由来のCD34+細胞や赤血球系細胞、線維芽細胞から、フィーダーフリー培養でiPS細胞を誘導する際に使用します。
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RoboSep
EasySepのテクノロジーをもちいた、フルオートの磁気細胞分離装置です。細胞懸濁液・試薬・チューブ・チップ等をセットして、スタートボタンを押すだけで25-60分で分離が完了します。最大4検体までの分離を同時に行うことができます。
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RosetteSep
比重遠心によりヒト血液から細胞を濃縮あるいは除去するための試薬です。抗ヒト赤血球抗体と不要な細胞に対する抗体の複合体であるTetrameric Antibody Complex(TAC)を用いて、不要な細胞と赤血球を結合させロゼットを作らせます。それを比重液に重層し遠心分離することで、ロゼットを除去します。目的の細胞は上層から回収できます。
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RSeT
プライム型ヒトES/iPS 細胞をナイーブ型(Naive-like state) へと転換させ、長期に維持培養できる培地です。Weizmann Institute of Science からのライセンスのもと開発され、bFGF とTGF βを含みません。
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SepMate
全血からの末梢血単核球(PBMC)の回収が15分でできる特殊チューブです。比重遠心操作における各ステップが簡単になり、時間も短縮できます。RosetteSepと組み合わせて使用すれば目的の細胞を25分で回収できます。
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STEMdiff
ヒトES/iPS細胞から外胚葉、内胚葉、中胚葉に属する様々な細胞へと分化させるための培地です。3胚葉分化能チェック用のキットもあります。
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StemSpan
造血幹細胞/前駆細胞の増殖や分化をサポートする無血清培地およびサプリメントです。
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STEMvision
造血コロニーの写真撮影・取込み、カウントの自動化装置です。MethoCult(培地)とSmartDish(プレート)を使用したアッセイ系に最適化されています。ヒト(臍帯血、骨髄、動員末梢血)とマウス(骨髄)に対応しています。
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TeSR
ヒトES/iPS細胞の維持培養(TeSR-E8, TeSR2)および分化(TeSR-E5, E6)のための培地です。
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HepatiCult
マウスの肝前駆細胞オルガノイドを確立し、維持するための無血清完全培地です。
得られるオルガノイドは、肝幹・前駆細胞、肝管および肝細胞のマーカー遺伝子を発現し、肝幹・前駆細胞の研究に有用なin vitro器官培養系を提供します。 -
MegaCult
無血清培地とコラーゲン溶液を用いた巨核球前駆細胞(CFU-Mk)アッセイ向けの、培養・固定・染色用のキットです。無血清培地を用いることで、FBSに含まれるTGF-β等による巨核球前駆細胞の成長阻害や、その他の不確定な要因を排除することができます。
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PancreaCult
マウスの膵外分泌部オルガノイドを確立し、維持するための無血清完全培地です。得られるオルガノイドは、膵臓幹細胞、前駆細胞および膵管細胞の上皮マーカー遺伝子を発現し、膵臓細胞や疾患、膵臓がんの研究に適したin vitro器官培養系を提供します。
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DermaCult
DermaCultは、プライマリーのヒトケラチノサイトの増殖に最適化されたウシ脳下垂体抽出物(BPE)および血清フリーの培地です。フィーダーフリーでヒトケラチノサイトの長期培養を可能とし、誘導の効率化・増殖の速度が従来の培地に比べて優れています。
One Lambda
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マイクロSSP
PCR-SSP (sequence specific primer) 法を用いたHLAタイピング方法です。HLA遺伝子タイピング検査方法の中で最も簡便な方法です。
3'末端にアリル特異的な塩基配列を設定した複数のプライマー(合成オリゴヌクレオチド)を用いてPCR増幅し、ゲル電気泳動により特徴的な多型部分が増幅されたか否かを確認、その増幅パターンによりアリルを判定します。判定はプライマーの特異性が記された判定表(ワークシート)、または専用の解析ソフトHLA Fusionを用いて同定します。
必要な機器はPCRサーマルサイクラー、電気泳動槽、UVイルミネーターです。
1検体あたり2時間程度でタイピング可能です。 -
Allset Gold/Unitray SSP
PCR-SSP (sequence specific primer) 法を用いたHLAタイピング方法です。HLA遺伝子タイピング検査方法の中で最も簡便な方法です。
3'末端にアリル特異的な塩基配列を設定した複数のプライマー(合成オリゴヌクレオチド)を用いてPCR増幅し、ゲル電気泳動により特徴的な多型部分が増幅されたか否かを確認、その増幅パターンによりアリルを判定します。専用の解析ソフトを用いて同定します。 -
AllType NGS
次世代シーケンサーの技術を使用し、非常に多型性に富むHLA class Iおよびclass II領域に位置する11ローカス(HLA-A, -B, -C, -DRB1, -DRB345, -DQB1, -DPB1 -DQA1および -DPA1)の遺伝子を高解像度にタイピングする試薬です。
マルチプレックスPCRで、11ローカスのHLA遺伝子を1つのチューブで同時に増幅させることが可能なため、より効率的な試薬調製が可能です。サンプル調製から測定、解析終了まで最大96サンプルを3日以内でタイピングすることができます。解析は専用解析ソフトウェアTypeStream Visualで行います。 -
LABType
PCR-rSSO法を用いたHLA遺伝子のDNAタイピングを行う為の研究用試薬です。HLA遺伝子の中で、Exon2等の多型性に富んだ特定の領域をPCR増幅し、得られたPCR産物をアルカリ変性により一本鎖にします。これを、HLAアリル特異的配列をもつプローブが固定化されたビーズと反応させます。反応したビーズを蛍光標色物質でラベリングし、LABScanシステムまたはLABScan 3Dシステムという機械を利用して蛍光強度を検出します。得られた各ビーズの蛍光強度、反応パターン、プローブの特異性等に基づき、専用解析ソフト HLA Fusionを用いて解析します。
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LABScan
LABScanシリーズは、xMAPテクノロジーを利用したマルチプレックスな測定を可能にする分析装置です。LABScan3Dシステムは500色ビーズ対応、LABScanシステムは100色ビーズ対応となっております。従来のあらゆる手法に比べ、時間、労力、コストを低減できる等利便性に優れ、世界中で広く使用されています。
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SeCore SBT
Secore SBTは、サンガ―シーケンス法を使用してHLA遺伝子をタイピングする為の試薬です。HLA Class I(A,B,C)、HLA Class II(DRB,DQB1,DPB1)の各ローカス用のキットがあります。解析は専用のソフト(uTYPE)を使用します。
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FlowPRA
FlowPRAは、フローサイトメーターを使用して血清に含まれる抗HLA抗体を検出する為の研究用試薬です。
原理としては、精製HLA抗原をコーティングしたマイクロビーズと血清を反応させ、ビーズ+HLA抗原に結合した抗HLA抗体を、二次抗体で蛍光標識します。検体血清、ネガティブコントロール血清、ポジティブコントロール血清を用いた場合の各ビーズのヒストグラムの形状やピークのシフトから、抗体の有無を判定します -
HLAモノクローナル抗体
ラベリングされていないHLAモノクローナル抗体は凍結乾燥品としてお届けします。蒸留水で、100μLに溶かしてご利用ください。
他にビオチンや、FITC標識された抗体もございます。
特異性は、NIH標準法のHLA細胞障害試験を用いて1:10希釈することにより決定しています。フローサイトメーター等で使用する場合は、この溶液をStock Solutionとして使います。 -
LABScreen
LABScreenは、LABScanシステム(Luminex)、LABScan3Dシステム (FLEXMAP 3D) を使用して血清または血漿に含まれる抗HLA抗体を検出する為の研究用試薬です。原理としては、精製HLA抗原をコーティングした蛍光マイクロビーズ (以下Luminexビーズ) と血清または血漿を反応させます。ビーズ+HLA抗原に結合した抗HLA抗体を、二次抗体で蛍光標識します。得られた蛍光強度の強さやCREG (Cross reactive Group) 等の情報を基に、専用の解析ソフトHLA Fusionを用いてHLA抗体のnMFIまたがNGBratioを測定します。
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LAT
ラムダ抗原トレ―は、リンパ球細胞から精製したHLA抗原がテラサキトレーに固相化されており、血清サンプル中のHLA抗体を結合後発色させ、吸光度計を用いて測定するELISAタイプのキットです。血清サンプル中のHLA IgG抗体の有無あるいは特異性を知ることが出来ます。別売りの試薬を使用しIgM抗体の検索も可能です
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LCT
LCTトレーは、DMSO含有McCoy'sに懸濁したリンパ球(Class IはTリンパ球、Class IIはBリンパ球)を各ウエルに約1μLずつ分注して、凍結したものです。LCT1W(通称:ウォッシュタイプ)は、OneLambda独自の凍結メディウムを用い、リンパ球のViabilityをよく保つよう改良した製品です。各ウエルには3000-5000個のリンパ球がのっており、蒸発を防ぐため各ウエルの表面にはミネラルオイル5μLが重層されています。各トレーのパネル情報についてはワークシートをご参照ください。
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LinkSeq
リアルタイムPCR装置を用いてMelting Curveのデータを基にしてHLA DNAタイピングを行います。プライマーが分注されたプレートにテンプレートを加えたMixtureをインプットし、装置にかけるだけでタイピングが実現できます。
DNAをスタートして90分でタイピングが可能です。
One Lambda社のLABScreen Single Antigenの解像度に対応したSABRキットが特長です。