ログインVERI+CLUB へログインが必要です。
メールアドレス
パスワード

パスワードを忘れた方

ラーニングコーナー

2019/09/24

細胞分離のコツ

  • 細胞分離

細胞分離製品(STEMCELL Technologies社製品、およびDynabeads製品)の使用方法は非常にシンプルではありますが、正しいやり方で行うことで初めて適切な結果を得ることができます。本記事では、細胞分離で押さえておくべき重要なポイントをご紹介します。

STEMCELL Technologies社 e-bookのご紹介
細胞分離のポイントをまとめた電子書籍(e-book)が登場!適切な細胞分離方法の選択や組織サンプル、性能評価など、細胞分離に関する重要なポイントがまとまった資料です。
細胞分離e-book「Cell Separation E-Book」を見る
(e-bookのダウンロードにはSTEMCELL Technologies社ホームページでの登録が必要です。)

シングルセルサスペンション(単細胞懸濁液)の調製

磁気ビーズ法で細胞分離する際、ターゲット細胞の回収率を上げるためには、サンプルをあらかじめシングルセル化しておくことが重要です。細胞塊が残っている状態ではターゲット細胞の表面を十分に標識できず分離は不完全になります。組織や凍結サンプルをシングルセル化する方法をご紹介します。詳細はこちら>>

適切な細胞密度に調製

磁気ビーズ法で細胞分離する際、細胞と抗体およびビーズの数の比がパフォーマンスに影響します。

必ず製品添付書に記載されている密度で細胞を調製、あるいは推奨のサンプル量を使用してください。

Dynabeadsのビーズと細胞数の調製については、こちら>>

適切な組成のバッファーを使用

細胞を懸濁および洗浄するバッファーの組成は、細胞生存率や分離効率に影響します。必ず製品添付書に記載されている組成を使用してください。

関連製品:RoboSep/EasySep Buffer

適切な抗凝固剤を使用

全血から直接分離するタイプの製品(EasySep DirectRosetteSep)では、抗凝固剤の種類がパフォーマンスに影響する場合があります。

必ず製品添付書に記載されている推奨の抗凝固剤をご確認ください。

全血サンプルは新鮮なもの使用

全血から直接分離するタイプの製品(EasySep DirectRosetteSep)では、採血からの経過時間がパフォーマンスに影響します。

採血後は室温に保存し、なるべく早く分離に使ってください。詳細は製品添付書をご確認ください。

適切なチューブを使用

磁気ビーズ法で細胞分離する際、磁石のサイズや形状に合わないチューブだと上手く分離できません。

チューブの材質も分離に影響します。推奨のチューブは製品添付書をご確認ください。

磁石の適切な取り扱い

磁気ビーズ法で細胞分離する際、専用磁石をお使いください。他社品は磁力などが異なり性能が保証できかねます。初回評価用無料サンプルのご提供時に、磁石のお貸出しも行っておりますのでご利用ください。

磁石からの細胞回収には、各磁石に適した方法(デカンテーション、またはピペットで吸引)を実施してください。デカンテーションの場合は、磁石を振らないでください。吸引の場合は、磁石面に接着したビーズを触れたり乱したりしないよう注意してください。以下の資料もご参照ください。

純度解析は分離前と後に対して実施

ターゲット細胞の純度をフローサイトメトリーなどで解析しますが、分離操作の前と後のサンプル両方に対して行ってください。前後の純度を比較することで実験結果を正確に解釈できます。解析用に推奨される抗体については製品添付書をご確認ください。

無料サンプル申し込み

初回評価用の無料サンプルはこちらからお申し込みください。

価格の問い合わせ

製品の価格は、こちらからお問い合わせください。

関連記事リンク

関連製品

関連製品

記事に関するお問い合わせ