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2018/03/16

クロスマッチ専用 ビーズ試薬(研究用) FlowDSA-XM

  • 移植・HLA・MHC

One Lambda社のFlowDSA-XM™は、フローサイトメーターを用いてクロスマッチ(DSA検出)を行う研究用試薬です。

クロスマッチ(交差適合試験)とは:
移植を行うために必須の試験で、患者の血清に対して提供者のリンパ球を混和して反応の有無をみます。
超急性拒絶(Hyperacute rejection)を防ぐために移植前のルーチン検査のひとつに挙げられます。
顕微鏡でその反応性を確認するCDC法や、フローサイトメーターで検出するフローサイトクロスマッチ(FCXM)などがあります。

FlowDSA-XMの特長

  • HLA Class I とClass II(DP、DR、DQ)を同時に検出
  • リツキサンの影響なし
  • プロナーゼ処理不要

FlowDSA-XM コンポーネント

  • FlowDSA-XM Capture Beads   125 μL
  • FlowDSA-XM Lysis/Stain Buffer   750 μL
  • FlowDSA-XM Wash Buffer 1   12 x 8 mL
  • FlowDSA-XM Wash Buffer 2   26 mL
  • FlowDSA-XM Wash Buffer 3   36 mL

 

FlowDSA-XM 操作の流れ

FlowDSA-XM_workflow.jpg
  1. 血清とリンパ球を混和し、20分間インキュベート
  2. Wash Buffer 1で洗浄(2回)
  3. キャプチャービーズ・Lysis/Stain Bufferを添加し、暗所で30分間インキュベート
  4. Wash Buffer 1およびWash Buffer 2で洗浄(各1回)
  5. Wash Buffer 3で再懸濁後、フローサイトメーターで読取

FlowDSA-XM データ例

FlowDSA-XM_Data_Example.jpg

陰性コントロールのヒストグラムに比べて、陽性検体のヒストグラムは右側にシフトします。 陰性コントロール:FlowPRA Class I & II ネガティブコントロール血清(製品コード:FL-NC)を使用

 

FlowDSA-XMのゲーティング 概要

FlowDSA-XM_Gating.jpg

左:FSC vs SSCドットプロット上で、FlowDSA-XMキャプチャービーズの主要集団をゲーティング(R1)。
右:FSC vs. FL3でゲーティングした例。Class I(R2)、Class IIa(DR, DP:R3)およびClass IIb(DQ:R4)ビーズの蛍光強度が異なり、それぞれ異なる集団にプロットされます。
ゲーティングの詳細は、製品マニュアルをご覧ください。

 

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