研究者の声

2018/02/20

EasySep 海外ユーザーの声：低酸素状態により好中球に及ぼす影響を、標高の高い場所で調査

細胞分離

STEMCELL Technologies社では、様々な免疫学者から研究内容、EasySepを採用した理由やメリットなどを紹介し、議論する場をという形で彼らの声を掲載しています。
なぜEasySepを使用しているかを日本語でご紹介します。

研究者紹介
インタビュー
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研究者紹介

Jason Young

Research Lead, APEX 5 Expedition (The Bolivian Andes), University of Edinburgh
（所属名はインタビュー当時のものです）

トピックス

標高の高い場所で細胞分離
低酸素状態により好中球に及ぼす影響を調査

インタビュー

免疫学研究における主な疑問は、何でしたか？

我々は、低酸素が人類の免疫反応に与える効果を把握することを目指しています。我々の研究グループが以前マウスを用いておこなった低酸素環境下での細菌感染の研究では、好中球依存の死を引き起こすことが示されました。この死は、あらかじめ低酸素環境下において好中球の応答を事前調整（プレコンディショニング）することによって防ぐことができます。我々はこの遠征を事前調整のモデルとして、人類の好中球応答研究に利用しました。低酸素と細菌感染が同時に起こることはヒトにとって極めて悪い結果をもたらすことから、この研究は非常に重要です。現在遠征での研究結果をまとめているところです。

なぜ、細胞を分離する必要があるのですか？

我々のプロジェクトでは、低酸素と感染に対する好中球の生理のいろいろな面の研究を目的としています。それには全血サンプルから好中球を単離することが必要です。そうすることで、我々は試験管内で感染と低酸素環境の研究がおこなうことができます。

好中球を単離するのに、どんな方法を使用しましたか？

遠征期間中、EasySep Human Neutrophil Enrichment KitとEasySep Magnetを2 台使いました。遠征前に我々は細胞分離法について検討をおこない、低酸素に伴う精神的な機能のどんな悪化が生じた場合でも使用できるほどプロトコールが簡単なEasySepを使用することにしました。EasySep は我々の遠征に理想的で、収率が良く、パーフェクトに使用できました。