研究者の声
2017/08/08
EasySep 海外ユーザーの声:CD4+ Tヘルパー細胞サブセットの役割に関する研究にEasySepを利用
- 細胞分離
STEMCELL Technologies社では、様々な免疫学者から研究内容、EasySepを採用した理由やメリットなどを紹介し、議論する場をという形で彼らの声を掲載しています。
なぜEasySepを使用しているかを日本語でご紹介します。
研究者紹介
Jessica Yang, BSc
PhD Candidate, Dr. Marc Jenkins' Lab, University of Minnesota Formerly a Research Technician in Dr.
Shane Crotty's Lab, La Jolla Institute for Allergy & Immunology
(所属名はインタビュー当時のものです)
Jessica Yang氏は Dr. Marc Jenkinsの研究室で、胚中心とメモリーB細胞形成およびアイソタイプスイッチングにおけるCD4+ T細胞サブセットの役割について研究しています。
Dr. Marc Jenkinsの研究室では、抗原特異的 CD4+ T細胞の基礎的研究が中心で、抗原特異的CD4+ T細胞がどのように生成されるか、また、抗原特異的細胞をin vivoで追跡する新規技術を用いて、これらの細胞が B細胞応答をどのように促進するかを研究しています。
トピックス
- B 細胞応答におけるCD4+ Tヘルパー細胞サブセットの役割
- 抗原特異的CD4+ T細胞およびB細胞の分析
インタビュー
研究室で EasySep を使用するのはなぜですか?
EasySep を使用して、ポリクローナル抗原特異的 CD4+ T細胞および B 細胞を濃縮します。
これは、蛍光標識ペプチド(MHCII または B 細胞テトラマー)で細胞懸濁液を染色することによっておこなっています。
細胞を汎用性 EasySep(※ 蛍光色素標識抗体を認識する製品)と共にインキュベートし、EasySep Magnetで標識された細胞を濃縮することができます。
私たちの研究室では、EasySep を次の 2 つの理由で採用しました。
- 競合他社の磁気分離と比較して、費用効果が高い。
- EasySep で得られた細胞は、競合他社の磁気分離よりも非特異的な細胞のコンタミが少ない。バックグラウンドが低いので、フローサイトメーターでの回収時間を低減し、より正確なデーター表現を得られる。
EasySepはあなたの研究において何を可能にしましたか?
EasySepは希少細胞の集団を濃縮し、その細胞を合理的に分析できるようになりました。
EasySepによるテトラマー濃縮がなければ、フローサイトメーターで多大な時間を費やすだけでなく、分析時にバックグラウンドのレベルが高くなります。
このように、EasySepにより正確かつ効率的に目的の細胞の解析が可能になりました。
EasySepは、希少なポリクローナル抗原特異的CD4+ TおよびB細胞応答を正確かつ費用効果の高い方法で分析するのに役立ちました。
EasySep フリーサンプルのご案内
EasySepを初めて検討したい方を対象にフリーサンプルを提供しております。
専用の磁石(EasySep Magnet等)をお持ちでない方も気軽にご相談ください。
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