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HLA(ヒト白血球型抗原)技術情報用語集

ローカス(locus)

遺伝子座とも呼ばれ、染色体上の遺伝子の位置のことです。1つのローカスには1つの遺伝子が存在しますが、そのDNA塩基配列には多型が見られます。そのような、同一ローカス上の区別できる遺伝子変異体をアレル(allele)と呼びます。HLAのローカス(A、B、C、DR、DP、DQなど。下図参照)は第6染色体の短腕にクラスター状に存在し、各アレルの数が非常に多いという特徴があります。

HLAはClass IにAローカス、Bローカス、Cローカスが存在し、Class IIにDRB1ローカス、DRA1ローカス、DPB1ローカス、DPAローカス、DQBローカス、DQAローカスなどが存在します。従来のHLA-DNAタイピングでは各ローカスごとにタイピングする事が一般的でしたが、最近ではNGS(次世代シーケンス)法により一度にほとんどのHLAのタイピングをすることが可能になりました。

HLAregion.png

関連リンク:Class IとClass II

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