注目の製品情報
2019/10/07
HLA-DNA タイピングキット LABType
- 移植・HLA・MHC
LABType は、PCR-rSSO(Polymerase chain reaction-reverse sequence specific oligonuclotide)法によりHLA 遺伝子のタイピングをおこなう試薬です。
PCR-rSSO法によるHLA-DNAタイピングの概要
PCR-rSSO法の特長
- アメリカ・ヨーロッパの骨髄バンクなど、世界で幅広く利用されています
- 全人種・民族に対応しており、日本人に希少なアレルや外国人のアレルも判別します
- LABTypeキットの操作はすべて共通です
- LABScanシステム/LABScan3Dシステムを使用して最大96検体を同時に測定します
- 専用解析ソフトウェアで96検体を10分で解析します
- 操作~解析までかかる時間はわずか3時間です
- LABTypeXRは、xMAPテクノロジーでHLAタイピングを行う試薬の中で、最も高い解像度です
PCR-rSSO法によるHLAタイピング操作の流れ
LABType製品の紹介
試薬の種類と解像度
タイピング領域の比較
LABType SSO
LABType SSOは主にHLA遺伝子のHLA型(抗原型)を判定するための試薬で、最大100色のビーズを使用しています。HLA-A、B、C、DRB1、DRB3,4,5、DQA1/DQB1、DPA1/DPB1ローカス用のキットがあります。
KIR SSO Genotyping Test
KIR SSO Genotyping Test は、LABScanシステム/LABScan3Dシステムを使用してKIR(Killer immunoglobulin-like receptor)遺伝子のタイピングを行うキットです。KIR は19 番染色体にコードされる多型が多い遺伝子として知られており、造血幹細胞移植時にはHLA以外に適合度が重要される要因として注目されています。
LABType CWD (LABScan3Dシステム専用)
LABType CWD はLABScan3D システム専用の測定試薬で、500 色の蛍光ビーズを使用しています。CWD(Common and Well-Documented)アレルをアンビギュイティ無くタイピングするためにデザインされています。CWD アレルとは、14 万件のSBT データとハプロタイプ頻度から決定された415 アレル(Common)、記録に基づいた707 アレル (Well-Documented) の合計1,122 アレルです*。
*Common and well-documented HLA alleles: 2012 update to the CWD catalogue. Tissue Antigens, 2013, 81,194–203
LABType XR(LABScan3D システム専用)
LABType XR はLABScan3D システム専用の測定試薬で、LABType CWD と同様に500 色の蛍光ビーズを使用しています。LABType CWD では解決できない、さらにレアなアレルのアンビギュイティまで解消できるようにデザインされたキットです。Luminex 試薬で最も高解像度であり、SBT 試薬に匹敵します。
他の測定法(NGS、SSP法、SBT法)との比較
弊社が発行しておりますHLA Transplantation Letterのバックナンバーで、各種HLAタイピング手法の比較を紹介しております。
ご希望の方は以下のページよりお申しこみください
HLA(ヒト白血球型抗原)技術情報 技術刊行物