MassARRAY System iPLEX Pro Sample ID Panel CPM
Agena Bioscience社の商品は2024年3月末日をもって取扱を終了いたしました。
- 研究用
MassARRAY® Systemは、エンドポイントPCRと、MALDI-TOFベースの質量分析技術を利用した、遺伝子解析プラットフォームです。 高度なマルチプレックス反応により、DNAの変異やメチル化を迅速に、高精度に、高い費用対効果で検出することが可能です。 材料が限られている場合の標的遺伝子検査に優れたソリューションを提供します。
本パネルでは44個のSNP、ジェンダー識別用の3つのマーカー、コピー数定量用の5つのマーカーを解析し、サンプルの識別および定量を行います。これにより、ラボにおけるサンプルの混同や取り違えが起こりにくくなるほか、PCRベースのアッセイ法または次世代シーケンシングを実行する前にサンプルの品質を確認することができます。
※本製品はMassARRAY Analyzer 4 CPM専用です。Nanodispenser RS1000では使用できません。
製品の特長
本製品はiPLEX Pro Chemistryを用い、ゲノム由来のDNAのサンプル識別に有用な遺伝子の変異検出およびコピー数の定量ができる解析パネルです。
※エクソームシーケンス用のサンプル識別・品質評価にはiPLEX Pro Exome QC Panel(AGN-13175F、AGN-13176D)、リキッドバイオプシーサンプルのサンプル識別・品質評価にはLiquidIQ Panel Set CPMをご利用ください。
<iPLEX Pro Chemistryについて>
①PCRで変異箇所を含む領域を増幅後、②一塩基伸長反応を行います。③MassARRAY Analyzer 4による解析で、各増幅産物に由来するシグナルを検出します。
実際の実験ステップについては英語マニュアルを参照してください。
<解析する遺伝子変異について>
HapMartの6つの主要集団全体において45~55%の頻度でヘテロ接合性を有する44個のSNP、ジェンダー識別用の3つのマーカー、およびコピー数定量用の5つのマーカーを解析します。本パネルはゲノム由来のDNAサンプルの識別に最適で、1ウェル中ですべてを標的としたアッセイを行います。
<サンプルについて>
以下のサンプル由来のDNAが解析可能です。
- 新鮮な組織
- FFPE保存組織
- 凍結保存組織
- 細胞株
- 血漿・血清
- 毛包など
必要なDNA量は1サンプルあたり10 ngです。
<本製品の構成について>
本製品には以下の試薬が含まれます。
- パネル用のPCRプライマーおよび試薬
- SAP試薬
- 一塩基伸長用プライマーおよび試薬
- その他解析試薬
- SpectroCHIP(96ウェルフォーマット、384ウェルフォーマットのいずれか)
※Clean Resinは含まれておりません。別途ご購入ください。(製品コード:AGN-8040/8060)
Agena社製以外の消耗品や機器の推奨品に関してはこちらを参照してください。
<レポート出力例>
サンプルID、性別、DNAの品質のほか、腫瘍組織と正常組織のマッチングも確認可能です。