MassARRAY System SARS-CoV-2/Flu Panel (RUO)
Agena Bioscience社の商品は2024年3月末日をもって取扱を終了いたしました。
- 研究用
MassARRAY® Systemは、エンドポイントPCRと、MALDI-TOFベースの質量分析技術を利用した、遺伝子解析プラットフォームです。 高度なマルチプレックス反応により、DNAの変異を迅速に、高精度に、高い費用対効果で検出することが可能です。 材料が限られている場合の標的遺伝子測定に優れたソリューションを提供します。
本パネルはRNAサンプルから新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、A型/B型インフルエンザウイルスの遺伝子領域を1 well 内で検出し、サンプルの陽性・陰性を測定します。
SARS-CoV-2変異株の検出パネルはこちら
製品の特長
本製品はRT-マルチプレックスPCRとiPLEX Pro Chemistryを用い、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)およびインフルエンザウイルスに特異的な遺伝子領域を1 well 内で検出できる試薬キットです。
本製品の特長
- 複数ウイルスの同時検出:SARS-CoV-2、A型/B型インフルエンザウイルスの有無を1 wellで同時に解析
- コントロールの同時検出:同一wellでコントロールも解析、実験の正確性をサンプル毎に評価
- シンプルなワークフロー:RT-マルチプレックスPCR→MassARRAYで質量分析、抽出RNAから約5時間で結果取得
- 高スループット:1ランで2チップ解析=最大192検体/run解析可能*、連続分析にも対応 *96wellの場合
- 簡単な結果判別:専用ソフトウェアですぐにレポート出力、解析後の労力やミスを低減
<本製品におけるiPLEX Pro Chemistryについて>
①RT-PCRでcDNAを合成し、変異箇所を含む領域を増幅後、②一塩基伸長反応を行います。③MassARRAY Analyzer 4による解析で、各増幅産物に由来するシグナルを検出します。
ワークフローの改良により、従来パネルでは約8時間かかっていた解析を約5時間で行うことが可能になりました。
<解析する遺伝子について>
3種のウイルスについて、下記の遺伝子を解析します。
- SARS-CoV-2:ORF1遺伝子、N3遺伝子
- A型インフルエンザウイルス:マトリックス遺伝子
- B型インフルエンザウイルス:ヌクレオタンパク遺伝子
さらに、プロセスコントロールとして同じwell内でヒトRNase P遺伝子のExon領域およびMS2ファージ遺伝子も解析します。これにより、実験フローの正確性をサンプル毎に評価できます。またウイルス特異的配列の検出結果と組み合わせることで、陽性・陰性の測定を確実に行うことができます。
<本製品の構成について>
本製品には以下の試薬が含まれます。
- パネル用のPCRプライマーおよびRT-PCR用試薬
- SAP試薬
- 一塩基伸長用プライマーおよび試薬
- SpectroCHIP(96ウェルフォーマットもしくは384ウェルフォーマット)
- MS2ファージコントロール
※Clean Resinは含まれておりません。別途ご購入ください。(製品コード:AGN-8040/8060)
※各ウイルスおよびヒトRNasePのコントロールRNAは含まれておりません。
Agena社製以外の消耗品や機器の推奨品に関してはこちらを参照してください。
<レポート出力例>
コントロールのQCおよびサンプルの陽性・陰性測定を解析後すぐに出力することができます。
〇csv形式
〇pdf形式