Svar Life Science WIESLAB Complement C4d ELISA
- 研究用
血中に存在するC4d濃度を測定できるELISAキットです。
製品の特長
補体系は、慢性疾患、自己免疫疾患、感染症において重要な役割を果たします。補体の活性化には古典的経路、代替経路、およびMBL経路の3つの経路があります。
C4dタンパク質は古典経路とレクチン(MBL)経路の産物であり、抗体が全身性自己免疫疾患などの組織損傷を引き起こす可能性がある疾患の潜在的バイオマーカーとしての認識が高まっています。C4dは、抗体媒介性疾患の影響を受けるリスクのある患者の検出に使用できる可能性があります。また、補体活性化をブロックする新しい治療法の開発過程では、薬剤の恩恵を受ける可能性のある患者を特定およびモニタリングするために使用されます。
Complement C4dの概要と原理
Complement C4dアッセイは、ヒト血漿中のC4dを測定するための非常に特異的なC4d ELISAキットです。このアッセイはC4d特有の切断エピトープをターゲットとしているため、C4dのみを測定することができます。
比色サンドイッチELISAによりC4dを検出します。サンプルをDiluentで希釈し、100 µLの希釈サンプルをマイクロタイターウェルに移して、室温で60分間インキュベートします。この最初のインキュベーション中に、サンプル中のC4dがウェル表面にプレコートされた抗C4d-Neoモノクローナル抗体によって捕捉されます。洗浄して未結合の物質を除去した後、C4d(AおよびB)の両対立遺伝子変異体に結合するhorseradish peroxidase(HRP)標識モノクローナル二次抗体を添加します。30分間インキュベートした後、ウェルを再度洗浄し、基質を加えてインキュベートします。30分後に発色を停止し、分光光度計で吸光度を測定します。色の強さはウェルに結合したC4dの量と正比例します。C4dの量は、キャリブレーターサンプルの発色との比較により決定されます。
- 容量: 96ウェル分
- 結果出力: 準定量的
- 測定範囲: 0-400 ng/ml
- アッセイ時間: 2時間
- 検出系: 450 nmでHRP/TMBを読み取り
キット以外に必要になるもの
- 450 nm および 620 nm のフィルター付きマイクロプレートリーダー
- 精密ピペットと使い捨てチップ
- ストリップウェル洗浄器、ペーパータオル、チューブ、タイマー
注意事項
- 本製品は研究用です。臨床用途には使用できません
- 本製品に含まれる試薬は洗浄液(wash solution)以外、すぐに使用可能な状態です。試薬は2-8℃で保管してください。異なるロットの試薬を混合しないでください。希釈した洗浄液は2-8℃で保管した場合、キットの使用期限まで安定です。
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