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STEMCELL Technologies StemSpan StemSpan T Cell Generation Kit

  • 研究用

StemSpan™ T Cell Generation Kitは、臍帯血(cord blood; CB)から分離したCD34+細胞を培養して、間質細胞を使用せずにT細胞に分化させる培地キットです。通常、CD34+ヒトCB細胞から数千のCD3+TCRαβ+ T細胞を増殖させます。培養開始から6週間でこれらの細胞の大部分がCD4+CD8+ダブルポジティブ(DP)に分化し、さらに1週間の追加刺激でCD8+シングルポジティブ(CD8 SP)T細胞に成熟できます。

本キット中のStemSpan™ Lymphoid Progenitor Expansion Supplement(10X)は、ヒトCB由来CD34+細胞のCD7+CD5+前駆T(pro-T)細胞への増殖と分化を選択的に促進するよう配合された組み換えヒトサイトカインとその他の添加物を含んでいます。
StemSpan™ T Cell Progenitor Maturation Supplement (10X)は、pro-T細胞からDP細胞へのさらなる成熟を可能にします。また、追加刺激によってDP細胞からCD8 SP T細胞への成熟もサポートします。
StemSpan™ Lymphoid Progenitor Expansion Supplement (10X)、およびStemSpan™ T Cell Progenitor Maturation Supplement (10X) は、StemSpan™ SFEM II培地と併用し、StemSpan™ Lymphoid Differentiation Coating Material (100X)でコーティングしたプレート上で使用​​することが想定されています。

2018/05/14 12:00の製品情報

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本製品は研究目的にのみ使用し、人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないようにご注意ください。

製品の特長

データ紹介

14日間培養後のCD7+CD5+ Pro-T細胞の頻度と収量

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臍帯血(CB)由来のCD34+細胞(単離した新鮮細胞または凍結細胞)を、Lymphoid Differentiation Coating Material(ST-09925)でコーティングしたプレート上で、Lymphoid Progenitor Expansion Supplement(ST-09915)を添加したStemSpan™ SFEM IIを用いて14日間培養しました。
(A)細胞を回収しフローサイトメトリーによってCD7およびCD5の発現を分析しました。
(B)14日目の生存CD7+CD5+ pro-T細胞の平均頻度は70%であり、播種したCD34+細胞あたり約200個のCD7+CD5+細胞が産生されました。データは平均値を95%信頼区間とともに示しています(n = 33)。

42日間培養後のCD4 ISPおよびCD4+CD8+ DP細胞の頻度と収量

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CB由来のCD34+細胞(単離した新鮮細胞または凍結細胞)をStemSpan™ T Cell Generation Kit(ST-09940)で42日間培養し、(A)フローサイトメトリーでCD4、CD8、CD3およびTCRαβの発現を分析しました。
CD4 ISP、二重陽性細胞(CD4+CD8+)およびCD3+TCRαβ+発現二重陽性細胞(CD4+CD8+CD3+TCRαβ+)について、(B)頻度および(C)収量を示しています。平均して、全生存細胞の38%がDP(CD4+CD8+)であり、うち35%がCD3とTCRαβを共発現していました。播種したCD34+細胞あたりの総DP細胞およびCD3+TCRαβ+ DP細胞の収量は、それぞれ約23,000および約9,000でした。データは平均値を95%の信頼区間とともに示しています(n = 31)。

49日間培養後のCD8 SP T細胞の頻度と収量

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DP細胞をT Cell Progenitor Maturation Supplement(ST-09930)、IL-15(ST-78031)およびImmunoCult™ CD3/CD28/CD2 T Cell Activator(ST-10970)を添加したStemSpan™ SFEM IIでさらに7日間培養することにより、CD8 SP T細胞へと成熟させました。
49日目に(A)CD3、TCRαβ、CD4およびCD8の発現についてフローサイトメトリー分析しました。
(B)CD3+TCRαβ+発現細胞とそのサブセットの頻度と収量を示しています。平均して、CD3+TCRαβ+細胞の54%がDP(CD4+CD8+)であり、38%がCD8 SP(CD4-CD8+)でした。播種したCD34+細胞あたりのCD8 SP T細胞の平均収量は約6,000でした。CD3+TCRαβ+CD4 SP(CD4+CD8-)T細胞は非常に低い頻度で検出されました(データは示していません)。データは平均値を95%信頼区間とともに示しています(n = 12)

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