ラーニングコーナー
2023/11/15
2023年 ストレプトアビジン磁気ビーズに関するアンケート結果
- 細胞分離
- 遺伝子解析
ストレプトアビジンを結合した磁気ビーズは、細胞分離、タンパク質精製、核酸精製など様々なアプリケーションに応用が可能な実験ツールです。
この度、弊社では「ストレプトアビジン結合磁気ビーズ」に関するアンケートを広く実施いたしました。
その結果を集計し公表させていただきます。
ストレプトアビジン結合磁気ビーズに関するアンケート
対象者 外部データベースのアカデミア研究者(医学、薬学、生物、化学分野)
回答者 114名
ストレプトアビジン結合磁気ビーズの用途は
幅広い用途で使用されていましたが、最も多いのは「タンパク質精製」でした。
「免疫沈降」や「DNA結合タンパク質の分離」も含めるとタンパク質の分離精製が半数を占めておりました。
次に多いのは核酸精製を目的としたアプリケーションでNGS関連も含めると1/4程度を核酸関連の用途が占めております。
それ以外にも様々なアプリケーションにストレプトアビジン結合磁気ビーズは用いられており、汎用性の高さが再確認されました。
弊社では各アプリケーションで最適な条件のストレプトアビジン結合磁気ビーズをお使いいただけるようにビーズ表面の性質やサイズの異なる磁気ビーズをご用意しております。
ご利用中のブランド(メーカー)は
今回のアンケート調査によると最も使用されているストレプトアビジン磁気ビーズはDynabeads(サーモフィシャー)という結果でした。
これはDynabeadsが他の製品と比較して論文での掲載数が多い事や、幅広いアプリケーションに対応している事が理由として考えられます。
Dynabeadsの満足度 は
ストレプトアビジン結合磁気ビーズの中で最も利用されているDynabeadsの満足度は以下のようになっておりました 。
「大変満足している」、「やや満足している」のいずれかを回答している割合は73%となり、高い割合で使用に満足されている事が分かりました。
また、今回の調査では不満を示す回答が無かった事から安定した評価が得られているように思われます。
特に評価の高かったアプリケーションはNGS関連のアプリケーションで、全ての回答で満足している以上の評価がありました。
こちらはアプリケーションに対するプロトコルが確立されており、再現性の高いデータが得られている事が考えられます。
ストレプトアビジン結合Dynabeadsの良い点・悪い点は
様々なコメントを頂戴しましたが、分類しますと以下のような傾向がございました。
良い点
- 操作が簡便
- 特異性が高い
- 再現性が高い
一番多くの方から良いと評価されたポイントは操作の簡便性でした。磁気ビーズは洗浄やバッファー交換の操作が非常に簡単なため、多検体の処理や自動化にも最適です。
また、ビーズ表面への非特異的な吸着も少なく、洗浄効果も高い事から特異性の高さに関する評価も多く頂戴いたしました。
悪い点
- 価格が高い
- 回収量が少ない
- 特異性が低い
一方、ストレプトアビジン磁気ビーズを使用するうえでの悪い点として「価格が高い」というご意見が最も多くございました。
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