Svar Life Science iLite iLite TNF-alpha Assay Ready Cells
- 研究用
各種薬剤に対する応答性プロモーターを細胞に組み込んだルシフェラーゼレポーター細胞です。 TNF-αレセプターへの反応によりFirefly Luciferaseが発現します。
製品の特長
TNF-α(tumor necrosis factor alpha)は炎症反応を促進し、関節リウマチ、強直性脊椎炎、クローン病、乾癬、難治性喘息など、多くの炎症性疾患に関連する臨床的問題の原因となります。これらの疾患は、 infliximab (Remicade)、 adalimumab (Humira)、etanercept (Enbrel)、certolizumab pegol (Cimzia)、golimumab (Simponi)などのモノクローナル抗TNF-α抗体によって治療されることがあります。これらのTNF-α阻害剤による長期治療は、薬物のTNF-αアンタゴニスト活性に対抗する中和抗体(NAbs)の形成につながる可能性があります。
iLite TNF-alpha Assay Ready Cellsは、サンプル中の抗TNF-alpha活性のスクリーニングのために標準化されたレポーター遺伝子をもつ細胞です。この細胞を用いることによって、抗TNF-α活性と、間接的に抗薬物抗体の存在を検出することができます。TNF-α阻害剤の効力および免疫原性の評価を同一のアッセイで行えるだけでなく、バイオシミラーと先発薬の直接比較も可能にします。
iLite TNF-alpha Assay Ready Cellsは、ヒトTNF-alpha応答性の細胞(ヒト慢性骨髄性白血病細胞株K562)で、TNF-αに特異的に応答してNFκBの制御下にあるホタルルシフェラーゼを発現するよう遺伝子改変されていますので、機能的TFN-αを発光シグナルとして高感度かつ再現性良く検出することができます。細胞数と血清マトリックス効果については、第二のレポーター遺伝子であるウミシイタケルシフェラーゼが恒常活性型プロモーターの制御下で発現することにより規格化できます。
アプリケーション
- 前臨床試験に最適です
- 生産量や精製過程/回収のモニタリングに向いています
- 製品リリースに向けた効力の検定に使用できます
製品仕様
- 測定試料: 血清
- アッセイ対象: TNF-α
- 容量: 96ウェルプレート1枚分/1バイアル(1.5 mL)
- 結果出力: 半定量的
- 所要時間: 3.5 - 4時間
- 検出系: 発光
- 感度: 10 ng/ml(Infliximab)、5 ng/ml(Adalimumab)、3.25 ng/ml(Etanercept)
- 測定範囲: 10~40 ng/ml(Infliximab)、5~30 ng/ml(Adalimumab)、2~6 ng/ml(Etanercept)
キット内容物
- 細胞
- TNF-α stock
- Drug positive/negative controls
- Diluent
- Substrate
- Stop buffer
- 96 well microwell plate (white, clear)
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