Svar Life Science iLite iLite Insulin Assay Ready Cells
- 研究用
各種薬剤に対する応答性プロモーターを細胞に組み込んだルシフェラーゼレポーター細胞です。 Insulinレセプターへの反応によりFirefly Luciferaseが発現します。
製品の特長
インスリンは、膵臓のβ細胞によって生成されるペプチドホルモンで、炭水化物と脂肪の代謝を調節します。インスリンは体内から一定の割合で供給され、血液から過剰なグルコースを除去します。インスリンレベルの制御に失敗すると、糖尿病となります。そのため、インスリンは、糖尿病の治療に医学的に使用されています。
インスリンは、内因性チロシンキナーゼ活性を有する高親和性のヘテロ二量体受容体CD220に結合することにより、その活性を発揮します。インスリンがインスリン受容体(IR)アルファ鎖へ結合することによって、受容体の二量体化、受容体の自己リン酸化、およびIRベータ鎖を介したシグナル伝達をもたらします。
iLite Insulin Assay Ready Cellsは、インスリンに特異的に応答してホタルルシフェラーゼを発現するよう遺伝子操作された鳥類DT-40細胞です。インスリンの活性を定量化するための迅速で高感度、かつ非常に特異的なアッセイに用いることができます。細胞数と血清マトリックス効果については、第二のレポーター遺伝子であるウミシイタケルシフェラーゼが恒常活性型プロモーターの制御下で発現することにより規格化できます。
ヒト血清に存在するインスリン様成長因子-1(IGF-1)は、親和性は低いもののIRと結合できるため、IR活性化に基づくアッセイを妨害する可能性があります。しかし、iLite Insulin Assay Ready CellsはIGF-1を含む血清中因子による干渉が起こらないよう設計されていますので、ヒト血清中のインスリンまたはインスリン類似体の活性の定量化は妨害されません。さらに、同アッセイは抗インスリン中和抗体(NAbs)の測定にも使用できます。
製品仕様
- アッセイ対象: インスリン
- 容量: 96ウェルプレート1枚分/1バイアル(>250 µL)
- 結果出力: 定量的
- 所要時間: 5.5 - 6時間
- 検出系: 発光
This material/graphic was originally published by Svar Life Science AB and should be evaluated in the context of the original publication.
® or ™ are trademarks belonging to Svar Life Science AB and/or its affiliates, used under permission of the Svar Life Science group of companies. All rights reserved.