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ラーニングコーナー

2023/08/15

2023年最新・免疫沈降に関する統計情報を公開!

タンパク質や核酸の研究において欠かせない手法となっている免疫沈降(immunoprecipitation; IP)。

この度、弊社では「免疫沈降」に関するアンケートを広く実施しました。
その集計結果を公表いたします。

免疫沈降に関するアンケート 回答

対象 外部データベースのアカデミア研究者(医学、薬学、生物、化学分野)

回答 87名

現在おこなっている免疫沈降の手法(複数回答)

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一般的な免疫沈降(IP)に次いで多かったのが共免疫沈降(Co-IP)でした。
クロマチン免疫沈降(ChIP)やRNA免疫沈降(RIP)をおこなっているという回答も多くみられました。

弊社では通常のIP用試薬に加えて、Co-IPに適した試薬キットも販売しています。

免疫沈降に使用している試薬・担体

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免疫沈降用の試薬・担体は、大きく分けると磁気ビーズかレジンのどちらか使用している方が大半でした。実験に応じて両方を使い分けている方も27%と比較的多くいました。 免疫沈降に最も使用されているのは磁気ビーズでした。磁気ビーズとレジンを併用している方も含めると、磁気ビーズを使用している割合は77%になります。

磁気ビーズにおけるDynabeadsの利用率

IP-questionnaire-03.jpg

免疫沈降用の磁気ビーズは複数のメーカーから発売されています。その中でも、6割以上の方が弊社取り扱いのDynabeadsが利用していると回答しました。

免疫沈降で困っている点

実際に免疫沈降をおこなっている方に困っている点(過去も含む)を伺ったところ、さまざまなご意見がありました。

回答例

  • 目的とするタンパク質の収量が少ない
  • 目的とするタンパク質の純度が低い
  • 操作手順が面倒で時間がかかる
  • 得られるデータの再現性が低い
  • コストが高い

特にアガロースレジンを用いた手法では、「データの再現性が低い」という意見が磁気ビーズに比べて顕著に多く見られました。
再現性を重視するケースでは、磁気ビーズを選択するのがよいかもしれません。

一方で、磁気ビーズを使用した手法に特徴的な悩みとして「コストが高い」という意見がありました。
こちらに関しましては、解決策を弊社にてご用意しています。

免疫沈降 お悩みの解決策

免疫沈降に関わる多くのお悩みは、トラブルシューティングを実行により改善されることがございます。
まずは、以下の記事を参考に現行の手法に問題がないかご確認ください。

また、使っている試薬を変更することも結果を改善する有効な手段です。

今回のアンケート結果では、磁気ビーズを使用するユーザーの割合が以前よりも大きく増えていました。
これは磁気ビーズを使った免疫沈降の方が、アガロースやセファロースを使用した場合よりも多くのメリットがあるためと考えられます。
磁気ビーズの中でも特にDynabeadsは他の磁気ビーズと比較して文献数も多く、より多くの研究者に使われています。
免疫沈降で最も使われているブランドDynabeadsを一度お試しください。

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